高卒で転職か専門学校に入学し直すかで迷ったなら…
高卒として一度就職した人の中には、今後のことを考えて転職すべきか？あるいは専門学校に入学し直すべきか？と言う事で迷う人が少なくありません。
そこで、ここでは高卒のあなたが転職か専門学校に入学し直すべきか？で迷った場合に、どうするのがベストなのか？についてお話したいと思います。
まず「転職」で解決できないか？を考える!!
高卒として今後のことを考えて転職すべきか？あるいは専門学校に入学し直すべきか？を迷った場合、まずすべきは…
「転職」で解決できないか？を真剣に考えることです。
それというのも、専門学校で学ぶことができる仕事のほとんどは「高卒」であってもできることがほとんどだからです。
そして、だからこそ「転職」と言う方法で解決することがほとんどです。
何故まずは転職で解決できないか？を探るべきなのか？
では、何故まずは転職で解決できないか？を探るべきであり、いきなり専門学校への入学を考えるべきではないのでしょうか？
それはには次の２つの理由があります。
・専門学校に行っても所詮は「お勉強」程度の内容であり、実際に仕事で身に着けるべき実践的な知識・スキルとは違う
・専門学校に通うことで「資格」や「卒業証書」は手にできるが、「就職」「転職」できる保証はない。（特に年齢が高いと不利）
こうした理由があることから、できることならば「転職」と言う形で解決することができないのか？を探るべきなのです。
専門学校でやることは「お勉強」、実践的な知識・スキルは現場でしか身につかない!!
「高卒だから専門学校に行くことで一生もののスキル・技術を身に着けたい」と考えて専門学校に行く人もいますが、実は専門学校では一生モノのスキル・技術なんてものは身につきません。
なぜなら、専門学校で学ぶことは「お勉強」に過ぎないからであり、実践とはかけ離れている事が珍しくないからです。
「調理師専門学校」で調理を学べば確かに調理に関する「知識」は身につきます。和洋中一通りの料理もできるようになるかもしれませんし、あるいは何か一つの料理を専門的に学ぶことができるかもしれません。
しかし、例え調理師専門学校で優秀な成績を残しても実際の飲食店に就職した時に「使えない奴」とされることは珍しくありません。
なぜなら、調理師専門学校での調理の学習と実際の飲食店での調理の仕事とは大きく違うからです。
調理師専門学校では食材も調理道具も全部準備が整った上で、たっぷり時間もあり、丁寧に仕事を教えてもらえます。
しかし、実際の飲食店ではそんな悠長な現場はまずありません。
実際の飲食店では食材が配送の都合で届かなくてそれをどうすべきか問題になることもありますし、ランチやディナーの時間となると厨房は戦場のようになります。仕事を覚える際には教わるよりも「仕事中の先輩の動きを見てその技術を盗み取る」事が何よりも大切になります。
それ故に、調理師専門学校を出て飲食店に就職したはいいものの、現場の仕事になじめずすぐに飲食店を辞めてしまう専門学校卒は珍しくありません。
これは何も調理師専門学校に限らず、IT・コンピュータ関連の専門学校でも同じです。
IT・コンピュータ関連の専門学校では専門学校生はお客さんなので、丁寧にプログラミングの方法を教えてくれます。
しかし、実際にIT・コンピュータ関連の仕事に就職すると、プログラミングなどの勉強は自分で行うことが基本ですし、何より専門学校で習った時のように「言われたことをやっていればいい」のではなく、「何をすべきか？を自分の頭で判断すること」が重要になります。
言われたことをやるだけならばパート・アルバイトを雇えば十分であり、正社員を雇うからには正社員として「自分で考え、判断すること」が求められます。
IT・コンピュータ関連の仕事であっても、この様に専門学校と実際の職場とでは大きく違うのです。
ここでは「調理師専門学校」と「IT・コンピュータ関連の専門学校」を例に上げましたが、これは他の専門学校でも同じです。
だからこそ、もしも高卒のあなたに何かやりたい仕事があり、その仕事への転職を実現することが専門学校に行く目的ならば、まずは「転職」を考えるべきなのです。
専門学校を卒業することで就職できる仕事は高卒でも転職できる所が多く、一日でも早く実践の場に身を置き、実践で通用する実力・スキルを身に着けた方が今後に役立ちます。
確かに現場で学ぶものは専門学校で学ぶものと違い、体系だったものではありませんが、実践で役に立つスキル・知識と言う観点から考えた場合、専門学校で学んだものと実践で学んだものとでは月とスッポンです。
最終的に「やりたい仕事に転職したい」が目的ならば、高卒のあなたはまず「転職」でどうにかならないか？を考える事をおすすめします。
「就職」「転職」は若い方が有利だから就職が保証されない専門学校よりも転職!!
また、高卒のあなたが今後のためにも専門学校に行くべきか？専門学校に行くべきか迷った時に、まずは転職をおすすめをする理由としては…
「専門学校に行った所で就職が保証されていない」というのもその一つの理由です。
専門学校に通った所で絶対に就職できる保証がないことがほとんどであり、意外と専門学校に行く意味が薄いことは珍しくありません。
また、例え就職や転職に強い専門学校だとしても、高卒であるあなたの年令によっては専門学校へ通った所で就職や転職に有利にならないことが珍しくありません。
なぜなら、専門学校に求人募集を出す企業の多くは「専門的な知識を持って即戦力となるから専門学校生がほしい」のではなくて、「ある程度特定の業界に興味がある“若い人”が欲しい」からです。
企業の方でも専門学校生がいきなり即戦力になることはないし、一から仕事を教えていかなければいけないことは基本的に覚悟しています。
なぜなら、先程お話したように専門学校で習うことと、実際の仕事の現場で必要とされる知識・スキルは違うものだからです。
では、なぜ専門学校生に求人を出すのか？と言うと、専門学校生の多くは「ある程度特定の業界に興味がある“若い人”」だからです。
ですから、あなたが20歳程度までならば専門学校に行ってやり直すというのもありと言えば有りです。
多少年上ですが、2年程度の違いならば努力次第で埋めることもできるからです。
しかし、それ以上の年齢となると他の若い就職希望者に混じって就職活動をすることになり、専門学校を卒業しても意外と就職・転職が大変だったりします。
ですから、高卒であるあなたはそんな保証がない状態に自ら入り込むよりは、まずは転職と言う形で仕事につけないかを検討してみる方がいいのです。
就職・転職は基本的に「若ければ若いほど有利」であり、それゆえに専門学校なんかであなたの貴重な時間を潰してしまうのは転職のチャンスを逃すこと以外の何物でもありません。
「資格」が必要なら、夜間、通信教育をまずは検討!!
基本的に高卒のあなたが専門学校か転職か迷った場合、まずは「転職」でどうにかならないか探ってみることが一番大切です。
しかし、そうは言っても例えば看護師へ転職したいなど、どうしても専門学校を卒業して「資格」を取得することが転職の条件になってくる仕事もあります。
もしも、そうした仕事の場合にはまずはいきなり仕事を辞めて専門学校似通うことを考えずに、夜間（定時制）や通信教育でどうにかならないか？を考える事をおすすめします。
なぜなら、高卒のあなたが専門学校に入学して、職歴に関する「空白期間」を作ってしまう事はできる限り避けた方がいいからです。
確かに専門学校に通い、その専門学校で学んだ事を少しでも活かせる仕事に転職し、その上で納得して働き続けることができるのならば問題ありません。
しかし、専門学校を出たからと言って本当に転職できるかどうかはわかりませんし、また転職できたとしてその会社が本当に良い会社で働き続ける事ができる職場かどうかの保証もありませんよね？
そこで、もし専門学校を卒業したにも関わらず、転職先が決まらなかったり、転職先の職場環境に納得できずに会社を辞めてしまったらどうなるでしょうか？
ただただ「職歴に穴を開けただけ」です。
高卒のあなたが職歴に穴を開けてしまうと、今後の転職が難しくなる事はもちろん、転職できたとしても給料などの条件で職歴に穴がない場合と比べて不利な場合が少なくありません。
ですから、必要以上に人生のリスクを大きくしないためにも、高卒のあなたの転職を成功させるためにどうしても専門学校に通うことが必要ならば、まずは夜間や通信教育を検討した方がいいのです。
今の仕事が忙しくて…と言う場合には、多少給料が下がってでも定時に帰れる職場、休日残業などがない職場へ転職して、その上で夜間や通信教育での専門学校の受講をおすすめします。
ちなみに、「定時に帰れる職場、休日残業などがない職場」への転職を考えるのならば、転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントならば、あなたに紹介する求人を出している職場に関する残業の状況などに関する情報も持っているので、間違って変な会社に転職してしまうことはありませんからね。
もし専門学校に行くのならば、「アルバイト」として仕事を経験できる場を早めに探す
基本的に高卒のあなたが専門学校か転職かを迷ったのならば、まずは転職を考えた方がいいのですが…
「それでもやっぱり転職よりも専門学校に通うべきなのではないか？」と言う事で専門学校に通うことを決意するのならば、高卒のあなたがぜひ意識しておくべきことがあります。
それは、専門学校に行くのならば「アルバイト」として仕事を経験できる職場を早めに探す、ということです。
どういうことか？と言うと、プログラマの専門学校に通うのならば、アルバイトとしてプログラマの仕事をさせてくれる会社を探しアルバイトをする、調理師専門学校に通うのならば、アルバイトとして調理師と同等の仕事をさせてくれる会社を探しアルバイトをするということです。
では、何故高卒のあなたが専門学校に通うのならば「アルバイト」として仕事を経験できる場を早めに探すべきなのか？と言うと…
経験を少しでも積むことができることと、少しでも早い段階で適性を判断できるからです。
まず、高卒として一度社会に出てしまったあなたは高校卒業と同時に専門学校に言った人達よりも年齢が上です。
もちろん、1〜2年の違いならば問題ないのですが、それ以上の違いがあると例え専門学校を卒業したとしても「若いわけではない」ので他の専門学校生と比べて高卒のあなたは少し就職・転職において不利になります。
だからこそ、その「年齢の差」による不利な状況を覆すためにも「アルバイト」として少しでも実戦経験を積んでおくことが大切なのです。
高卒から専門学校に入学したあなたが、あなたよりも若い専門学校生と同等に戦っていこうと思ったのならば、彼ら以上の実践的なスキル・能力があることを示すことがあり、そのための一つの方法が「アルバイト」として実戦経験を積むことだからです。
また、高卒で専門学校に入学しなおしたあなたの場合、少しでも早い段階で適性を判断するための材料としても「アルバイト」は役に立ちます。
先程もお話した通り、高卒のあなたが今後のことを考えたら「職歴」に大きな穴を開けることはできるだけ避けなければなりません。
つまり、専門学校に通って時間をかけて勉強したけれども、転職してみたらやっぱり何か違ったんで専門学校で学んだこととは違う事をしたいと思いますでは失敗が致命的すぎて今後の人生に大きな影響を及ぼすものであり、それだけは絶対に避けなければならないのです。
ですから、まずは「アルバイト」という形でできるだけ早くその仕事の実際の現場に立った方が良いのです。
実際に現場に立つことで本当に自分にとってその仕事が向いているのかどうなのかを判断することができるようになるからです。
そこで「やっぱりなんか違う」と思ったのならば早めに方向転換してしまえば、同じ失敗であっても致命的な失敗とならず、今後の人生に及ぼす傷は浅いもので済むからです。
もちろん、無傷というわけではありませんが、それでも浅い傷で済みます。
だからこそ、高卒のあなたがもしも専門学校に行くのならば、「アルバイト」として仕事を経験できる場を早めに探すことが大切なのです。
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