【第3回】高卒のあなたが優良企業への転職を実現する具体的方法
【高卒の転職に役立つ基礎知識(全8回)】
【第1回】高卒でも大卒以上に良い転職を実現するための条件とは?
【第2回】高卒の転職成功に役立つ求人情報の基本
【第3回】高卒のあなたが優良企業への転職を実現する具体的方法(このページです)
【第4回】高卒の転職を有利に進めたいなら資格を取ってはいけない!?
【第5回】高卒の転職に役立つ履歴書の基本
【第6回】高卒の転職に役立つ職務経歴書の基本
【第7回】高卒の転職に役立つ面接の基本
【第8回】高卒の転職を成功させるコツ
高卒の転職を考えるあなたはどのような転職を実現したいと考えていますか?
具体的な条件は人によっても違ってきますが、あなたもきっと「優良企業」に転職したいと思っているのではないでしょうか?
そこでここでは「高卒の転職に役立つ基礎知識」の第3回として「高卒のあなたが優良企業への転職を実現する具体的方法」についてお話いたします。
前提:「優良企業」求人を手にするためにまずやるべき事
高卒の転職であなたが優良企業への転職を実現したいと思ったのならば、具体的方法がうんぬんと言う前にまずやるべきことがあります。
それは…「あなたにとっての優良企業が何か?を明確にする」…ということです。
何故こんなことを言うのか?と言うと、「優良企業」と言うものの定義は人によってそれぞれ違うものだからです。
サービス残業や休日出勤がないことを優良企業とする人もいれば、沢山の給料をもらえる所を優良企業とする所もあります。
何よりも仕事のやりがいを企業選びの際に最も重視する人もいれば、一方でどんなスキルを身に付ける事が出来るのか?が最重要事項だという人もいます。
人間関係の良さ、企業としての風通しの良さを重視する人もいれば、一方で何よりも人に自慢できるような有名企業かどうか?が最も大切な会社選びの基準だったりする人もいます。
つまり、「優良企業」とは言え、人それぞれ基準が違うのです。
そして、残念ながら全部を転職によって解決するのは難しいのも現実です。
給料が良いことを条件に会社を選ぶのならば多少のサービス残業や休日出勤は我慢しなければなりません。
有名企業に入るという事を選ぶのならば、会社の名前だけで仕事をするようなことも多いため、特別なスキルも身につきませんし仕事のやりがいも得られないことは珍しくありません。
人間関係の良い職場を選ぼうとしたら成果主義的な傾向の強い企業を選ぶことは難しいので、比較的給料は低かったりします。
ですから、高卒のあなたが転職で優良企業への転職を実現したいと考えるのならば、まずは「あなたにとっての優良企業が一体何なのか?」を明確にすることが大切です。
※どれが一番大切なのかがわからない…と言う場合には…
そうは言っても「優良企業」の基準を一つに絞れない…と言う人も多いと思います。
そうした場合には「とりあえず」でいいので何かしら一つ基準を決めてしまいましょう。
転職活動をしていく上でいろいろな求人と触れることで明確になることも多いので、まずは転職活動を始めるために準備として「とりあえず」でいいのであなたにとっての優良企業の基準を明確にすることが大切です。
ハローワークは要注意!!
それではここから高卒の転職で優良企業への転職を実現したいと思った時の具体的方法方法についてお話します。
まず、優良企業へ転職したいと真剣に考えるのならば、ハローワークは要注意です。
それというのも「虚偽求人」が混じっていることが珍しくないからです。
企業がハローワークに求人を出す場合、簡単な書類による手続きだけで簡単に求人を出すことができます。
特別職場の実態をハローワーク側で調査するわけではありませんし、それゆえに実態とはかけ離れた虚偽求人が問題となることが意外と多いのです。
求人票には完全週休二日制とあったにも関わらず週一日の休みしかなかった、給料の額面が実際には違った、正社員としての採用のはずがパートとしての契約だった…
毎年のようにこうした虚偽求人が数千件単位でクレームとなり、問題になっています。(クレームとして表面化したものが数千件であり、実際にはもっと多くの虚偽求人があるとされています。)
だからこそ、高卒のあなたが本気で優良企業への転職を考えているのならば、ハローワークは要注意なのです。
転職サイト・求人情報誌は「求人広告」であることを意識すべき!!
次に高卒であるあなたが転職のために求人を探す場合に利用する可能性がある転職サイトや求人情報誌ですが、これらについては「求人広告」であることを意識しておくことが大切です。
転職サイトや求人情報誌と言うものは民間企業が運営しているものであり、それゆえにそこで求人広告を掲載する企業側が完全な虚偽求人を掲載することは難しいといえます。
なぜなら、転職サイトや求人情報誌側も「虚偽求人ばっかりだ!!」と言う事で利用者からの信頼を失うことになれば、企業として成立しないからです。
それ故に、虚偽求人が掲載され続けるような心配をする必要はありません。
しかし、そうは言っても転職サイトや求人情報誌はあくまでも「求人広告」であり、「広告」だということはしっかりと意識すべきです。
企業側にとってイメージが悪くなるような情報がわざわざ紹介されていることはありません。
企業側も転職サイトや求人情報誌に求人を出す場合、求人掲載の段階で求人広告料を払うものであり、そこで転職者を集められなければ大きな損失にしかなりません。
それ故に、本当に転職を希望しているあなたのような人にしてみれば誇大表現とでもいいたくなるような表現があったりするのも事実です。
高卒の転職を考えるあなたにとってハローワークほどではありませんが、転職サイト・求人情報誌を利用して優良企業への転職と言うのはその実態がつかめないだけに少し難しいものがあります。
転職エージェントを利用するのがベスト!!
高卒の転職で優良企業への転職を実現したいと思ったのならば、ベストな方法としては転職エージェントを利用して転職する方法となります。
なぜなら、転職エージェントの場合、転職先について良い所ばかりか悪い所まで教えてくれた上で転職先を決めることが出来るからです。
それ故に、「求人情報では優良企業だったのに実態は違った…orz」という事がないのが特徴です。
しかし、そうは言っても「求人紹介を仕事とする転職エージェントが本当に転職先の悪い所にまで教えてくれるものなの?」と疑問に思うかもしれませんね?
転職エージェントを利用してもらえばわかりますが、実際に転職先の悪い所、求人広告としてはおおっぴらにできないようなことまで教えてもらえます。
求人情報には乗せられないような実際のサービス残業や休日出勤の状況、あるいはその会社を辞めていく人が何に不満を持って会社を辞めていったのか?などとてもじゃないけれども転職サイトなどでは紹介できない企業にとって都合の悪い情報まで教えてくれるのが転職エージェントです。
では、何故そんなことが可能なのでしょうか?
それは「転職エージェントの場合、転職が成立した段階ではなく、転職者が転職後に一定期間(概ね半年)は働き続けることによって利益が出るビジネスだから」です。
一般的に転職サイトや求人誌のような求人広告ビジネスの場合、「求人広告を掲載する」時点で求人広告費が発生します。
つまり、転職サイトや求人誌の場合、転職者が転職後どうなるか?によって利益が左右されることはまずありません。
しかし、転職エージェントの場合、「転職者への求人紹介」の段階では一切収益が発生しません。「転職が成立」によって転職エージェントは企業から人材紹介料をもらうのですが、それには条件があって「入社半年以内に転職者が会社を辞めた場合には返金する」という条件付きだったりします。
つまり、あなたのような高卒として転職を希望する人の転職成立だけでは利益にならず、転職成立後半年以上は絶対に会社を辞めない事が転職エージェントが利益を上げるための絶対条件になるのです。
それにも関わらず、企業側にとって都合のいい面ばかりをあなたのような転職希望者に伝えて転職成立させたらどうでしょうか?
「実際に転職してみたら全然違ってた!!」と言う事で会社を辞められてしまう可能性があります。
転職者が会社を辞めると、転職者側からはクレームが来ますし、悪い噂として広がる可能性もあります。
また、企業側は例え短い期間だとしても転職者には給料を支払い、教育のために先輩社員をつけたり、入社・退社の際の事務手続きが増えたり、備品を用意したり…でなんだかんだ言って数十万円から時には百万円単位での損害が出ていることもあり、時には転職エージェントに怒鳴り込んでくることすらあります。
つまり、転職エージェント側にとって企業の都合の悪い部分を隠し、あなたのような高卒で転職を考える人を騙し転職成立させる意味などほとんど無いのです。
それ故に転職エージェントは企業の悪い面まできっちりとあなたのような転職希望者に伝えるのです。
転職エージェントは求人紹介する企業に関して、独自の調査を行うことはもちろん、実際に企業で働く人から直接話を聞いたり、あなたのような転職希望者から「何故今の会社をやめようと思うのか?」などを聞き出し、様々な角度から企業に関する情報を集めています。
そして、それらをもとにあなたのような転職希望者の転職を支援してくれるのです。
だからこそ、転職エージェントを利用した転職ならば「こんな会社だったら入社するんじゃなかった!!」という事がほとんど無いのであり、高卒の転職として優良企業への転職を望むあなたの望みを叶えるのに役立つのです。
確かに転職を希望する企業にすでに人脈があり、職場の実態を自分で確認できるのならばハローワークでも転職サイトでも、求人誌でも問題ありません。
しかし、そうした人脈がない状態で本当の優良企業、間違いなく納得した上で働くことの出来る転職先を探すのならば転職エージェントを利用することが最もおすすめです。
高卒の転職に強い転職サイト
リクルートエージェント
日本最大級の求人数を誇る大手転職エージェントです。大企業から中小企業まで幅広い業種・職種の求人があることはもちろん、初めての転職で利用する人も多く使いやすいのが特徴です。全国に16箇所の拠点が存在します。特に地方での転職を考える場合、30歳以上でこれまでの経験を活かしてより良い会社に転職したい場合におすすめです。⇒リクルートエージェントの求人情報を確認する
就職カレッジ
20代のフリーター・ニート・短期離職経験者の就職・転職を専門とする転職エージェントです。「職歴がない」事を前提としているため、就職前・就職後のサポート体制がどこよりも手厚く、就職後の定着率が高く、離職する人が少ない就職を実現しています。はじめての就職を考える場合にはおすすめです。(フリーター・ニートからの就職が中心ですが、転職でも利用可能です。)⇒就職カレッジの求人情報を確認する