高卒の転職に役立つ面接の基本

【第7回】高卒の転職に役立つ面接の基本

高卒のあなたが転職を成功させるためにもさけて通れないのが「面接」です。

 

「書類選考なし」と言う企業は探せばありますが、「面接選考なし」と言う企業はまずありませんからね^^;

 

そこで、ここでは高卒のあなたが転職を有利に進めるためにも、今回は「高卒の転職に役立つ基礎知識」の第7回目として「高卒の転職に役立つ面接の基本」についてお話いたします。

 

面接の基本

 

・髪型や服装は極力無難に!!

 

高卒の転職を成功させるためにも面接の際にまず一番初めに気を付けることと言えば、服装や髪型です。

 

服装や髪型などの見た目でアウトになってしまっては、どうにもならないですからね。

 

しかし、そうは言っても特別難しいことはありません。

 

極力無難な服装や髪型を意識しておけば一切問題ありません。

 

髪型については悪目立ちするようなものでなければ、特別問題になりません。(普段おしゃれを意識している人は少しおしゃれであることを辞めるくらいのほうが無難です。)

 

髪色については、最近では軽い茶髪程度ならば認めてくれる企業も増えてきましたが、そうであっても茶髪に抵抗感を感じる人事採用担当者もいるので出来ることならば黒髪の方が無難です。

 

スーツについては一般的なスーツ(ビジネススーツ)を着ていれば問題ありません。

 

高卒の転職者の方の中には大卒者の就職活動のようにリクルートスーツを着なければいけないのではないだろうか?と考える人もいますが、その心配はありません。

 

それというのも、リクルートスーツとは学生でも購入しやすい安物のスーツのことであり、それ以上のものではないからです。

 

一着もスーツを持っていないのならば購入する必要がありますが、高卒で入社した会社の入社式の時に来たスーツなどがあればそれでも構いません。

 

ワイシャツやブラウスについては白が基本ですが、多少薄く色がついたものでも問題ありません。

 

に関しては男性ならば黒の革靴、女性ならば黒のパンプスを履いておくのが一番無難です。

 

その他、何か服装で気になることがあれば「無難なものを選ぶ」と決めておけば、まず服装や髪型で問題になることはあリません。

 

 

・面接担当者がチェクしているのは“話の内容”だけではない

 

高卒で転職を考える人の中には面接と言えば「面接で何が聞かれるんだろう?」という事を気にする人が多くいますが、少しだけ要注意です。

 

それというのも、面接で合否を決める際のポイントは“話の内容”“発言内容”だけではないからです。

 

服装、髪型、髭、化粧、姿勢のような外見的なことや、話をする際にも人事採用担当車の目を見て話をすることができているか?早口だったりダラダラとした話し方をしていないか?なども面接の際の評価ポイントとなるからです。

 

また、たいした意味もなく口に出てくる「いや、そうじゃなくてですね…」「要するに…」などの口癖が問題となることもありますし、あるいはフランクな面接の場合、手荷物ペンをカチカチさせていることが問題となったりもします。

 

ですから、面接に望む時には“話の内容”“発言内容”だけではなく、「あなたの全てを見られていて、その全ての面から採用不採用の判断を下す」という事を意識しておくことが大切です。

 

 

 

・話す時には「短く」「自然に」!!

 

高卒のあなたが転職に臨むにあたって、面接で話をする時に気を付けることがあるとすれば「短く」「自然に」話をするということです。

 

まず、ダラダラと長い話をすることはマイナスになります。

 

あなたは一生懸命転職先にあなたのことをアピールしようとしているのかもしれませんが、ダラダラと長い話をしてしまうと「話をまとめる能力がない」「まともな会話ができない」として評価が落ちるので要注意です。

 

また、「自然に」ということも大切です。

 

「自然に会話をする」と言うとあたかも難しいものではなさそうですが、高卒として転職活動に臨むもののうまくいかない人は意外とこの点で失敗していることが珍しくありません。

 

なぜなら、面接の際に事前に暗記してきた事をそのまま話そうとするからです。

 

確かに、ある程度想定される質問について準備してくることは高卒の転職を成功させるためにも大切なことです。

 

しかし、絶対に回答を丸暗記しようとしてはいけません。

 

なぜなら、絶対に想定外の質問は飛んで来るはずですし、暗記で乗り切ろうとすると、絶対にどこかで答えに詰まる場面が出てくるからです。

 

面接対策としては想定した質問として暗記したものを回答しようとすると不自然な会話になってしまいます。

 

そんなことにならないように、面接の準備としては質問と回答を暗記するのではなく、自分の過去やこれまで考えた来たことをしっかりと整理し、どんな角度から質問が来ても応えられるようにしておくことが大切です。

 

多少回答の内容が不十分なものになったとしても、自然な会話が出来る方が、暗記したものを不自然な形で語るよりも遥かに評価は高いです。

 

 

 

・メモを用意しておく

 

高卒のあなたが面接に望む際、出来ることならばスーツの内ポケットにでもメモを用意しておくことをおすすめします。

 

それというのも、面接で会社や仕事について質問した際、人事採用担当者からそれに対する答えをもらったのならば、その時メモすることが出来るからです。

 

メモを取るという行為は、それだけでも「やる気」をアピールする材料になります。

 

ちょっとした面接のテクニックのようなものであり、面接の本質と外れますがおすすめです。

 

 

 

・ネガティブな転職理由を語る時には要注意!!

 

高卒として転職活動をするあなたは「転職の際にはネガティブな発言は駄目!!」と聞いたことがあるかもしれませんね?

 

確かに転職においてはネガティブな発言はあまり好ましくありませんが、場合によってはネガティブな転職理由を語った方がいい場合もあります。

 

なぜなら、無理にポジティブな転職理由にしようとすると、結局つじつまが合わなくなり、違った問題が発生することもあるからです。

 

ですから、ネガティブな転職理由であったとしても一言二言話してしまうのもありです。(ただし、ネガティブな転職理由で終わらせずに必ずそれ以上に多くのポジティブな転職理由を語ること!!)

 

しかし、そうは言っても少しだけ注意があります。

 

それは「ネガティブな転職理由を語るからには、転職先ではそのネガティブな要素がない」と言うことが大前提です。

 

それというのも、「サービス残業が辛くて」と転職理由を語った所で転職先でもサービス残業があるようでは意味が無いからです。

 

「前職では給料がなかなか上がらなくて…」と言った所で、転職先でも給料が上がるような見込みが無いのでは意味がありませんよね?

 

ですから、面接でネガティブな転職理由を多少なりとも語るのであれば、しっかりと転職先について調べて、前職場と同じ要素がないことをしっかりと確認した上で語ることが大切です。

 

 

 

・面接必勝法のポイントは「採用担当者に気に入ってもらえるか?」

 

高卒のあなたが転職を考える際に、面接と言うと非常に堅苦しいもののように感じるかもしれませんね?

 

しかし、そんなに堅苦しく感じる必要はありません。

 

それというのも、面接と言うのは結局の所、「人事採用担当者があなたのことを気に入ってくれるかどうか?」でしかないからです。

 

ですから、必要以上に優秀に見せようと頑張る必要はないのです。

 

下手に優秀に見せようと頑張ってしまうとボロが出てしまいますからね。(あなただってやたら背伸びをして必要以上に自分のことを立派な人間だと自慢してくるような人好きではないでしょう?)

 

「御社のビジョンをお聞かせ下さい」とか質問する人もいたりしますが、最悪です。

 

なぜなら、人事採用担当者も「そんなの知らねーよ。社長にでも聞いてくれよ」となってしまうからです。(もちろん、役員面接などで質問すればこうした質問にも答えてもらえるかもしれませんが、そうした質問をする人を「立派な人」ではなく「小賢しい人」として評価するか農政もあるので要注意です。)

 

あくまでも面接と言うものはコミュニケーションの場であり、人事採用担当者に気に入ってもらえるか?であり、転職先でやっていける人間だと思われるかどうか?です。

 

ですから、必要以上に肩肘張らずに目の前の人事採用担当者に一人間として気に入ってもらえるように振る舞うこと、これこそが面接必勝法とも言うべきものとなります。

 

ちなみに、面接に関して多少なりとも不安をお持ちでしたら転職エージェントを利用し、面接対策を行ってもらうことをおすすめします。

 

より具体的な面接のポイントもしっかりと指導してくれるのは当然の事、転職先企業の面接ではどんな質問が飛んで来るのか?など具体的なアドバイスをしてもらえることも多く、高卒のあなたの転職に非常に役立ちますよ。

 

転職先の職場について具体的に教えてもらえるので志望動機などで迷いがなくなるのもポイントです。

 

⇒【第8回】高卒の転職を成功させるコツ

高卒の転職に強い転職サイト

絶対に今より好条件の職場へ転職したい!!と考えるのならば、転職エージェントの無料相談を活用することをおすすめします。転職エージェントならば気になる企業の残業状況から上司となる人の人柄、職場の雰囲気など企業にとって都合の悪く求人情報に掲載できない職場の事情も教えてくれます。だからこそ、ブラック企業を避けることに役立ち、本当にあなたにとって働きやすい好条件の職場を見つけのに役立つのです。以下には厚生労働大臣の許可を得た無料で利用できる転職エージェントのうち、高卒の転職にも豊富な実績のあるものを紹介します。

リクルートエージェント

日本最大級の求人数を誇る大手転職エージェントです。大企業から中小企業まで幅広い業種・職種の求人があることはもちろん、初めての転職で利用する人も多く使いやすいのが特徴です。全国に16箇所の拠点が存在します。特に地方での転職を考える場合、30歳以上でこれまでの経験を活かしてより良い会社に転職したい場合におすすめです。

⇒リクルートエージェントの求人情報を確認する

就職カレッジ

20代のフリーター・ニート・短期離職経験者の就職・転職を専門とする転職エージェントです。「職歴がない」事を前提としているため、就職前・就職後のサポート体制がどこよりも手厚く、就職後の定着率が高く、離職する人が少ない就職を実現しています。はじめての就職を考える場合にはおすすめです。(フリーター・ニートからの就職が中心ですが、転職でも利用可能です。)

⇒就職カレッジの求人情報を確認する