高卒の転職と宅建|資格は転職で役立つのか?独学で取得できるのか?…
高卒で転職を考えた時、「宅建」の資格を気にする人は少なくありません。
また、高卒で転職を考える人の中にはすでに宅建を取得していて、これが転職で役立つものかどうか?不安に思っている人も意外といたりします。
そこで、ここでは高卒の転職と宅建についてお話したいと思います。
高卒でも宅建を独学で取得する人は沢山いる
まず、高卒の転職と宅建について気になる人の中にはまだ宅建資格を持っていなくて、これから宅建資格を取得しようという人も少なくありません。
そうした人達の中には「高卒でも独学で宅建を取得することなんかできるの?」と疑問に思う人がいるようです。
しかし、心配いりません。基本的に高卒であっても独学で宅建の資格を取得することは可能です。
人それぞれ勉強が得意・不得意があるので一概に誰もが独学で資格取得できるとは言い切れませんが、高卒であっても独学で宅建を取得することは可能です。
※ちなみに、まだ宅建資格を取得していない場合、いきなり宅建資格取得に走ることはおすすめできません。理由についてはこのページの中でお話します。
高卒でも宅建を持っていれば不動産会社に転職することは可能か?
高卒で宅建の資格に興味を持った人、あるいはすでに宅建を取得したものの、まだ転職していない人の中には…
高卒でも宅建を持っていれば不動産会社に転職することは可能か?
と言う事で不安になる人もいるようですね。
この点に関しても問題ありません。
高卒であっても採用してくれる不動産会社は少なくありません。
宅建を持っていれば転職に有利になるのか?と言われれば、少々微妙ですが、高卒のあなたが不動産会社に転職することは十分に可能です。
ちなみに「少々微妙」と言う部分に引っかかりを覚えたかもしれませんね?
何故「少々微妙」だというのか?と言うと、確かに宅建を持っている事自体は不動産会社の転職の際に喜ばれることではあるのですが、ならば転職そのものが有利になるほどのものか?と言うとそこまでのものではないからです。
あなたがすでに不動産業界経験者であり、不動産業界での職歴がそれなりにあるのならば宅建資格を持っていることは明らかに転職で有利になります。
なぜなら、営業所の責任者として採用する条件が整っているからであり、会社としても宅建士として登録している人は営業所ごとに一定数の人数が必要となるためです。
しかし、これから不動産会社に初めて転職しようという場合、転職先となる不動産会社の方でも新人にはそこまでのものを求めていないことがほとんどです。
特別責任者として採用するわけでもなければ、宅建士としての役割をいきなり新人に求める企業も少ないからです。
これから初めて不動産会社に転職しようとする高卒のあなたにとって宅建士の資格は持っていても損はない程度であり、転職で有利になるとまでは言い切れないのです。
宅建取得よりも転職を優先すべき!!
高卒として不動産会社に転職を考えるあなたがすでに宅建士の資格を持っている場合は当然の事、宅建の資格を持っていない場合でも転職活動を優先することが大切です。
高卒で宅建の資格に興味を持つ人の中には「まずは宅建の資格を取得してから♪」と考える人がいますが、本気で不動産会社への転職を考えるのならばまずは転職活動を重視すべきです。
なぜなら、そこには3つの理由があります。
・(理由1)宅建の資格がなくても不動産会社へは転職できる
・(理由2)宅建の資格については入社後に資格取得のための配慮(宅建講座受講料の負担など)をしてくれる会社も多い
・(理由3)「資格の有無」よりも「仕事ができるか?」が大切
理由1
まず、高卒のあなたが不動産会社に転職したいと本気で考えるのならば、宅建の資格なんか無くとも転職できることがほとんどです。
先程もお話した通り、新人に対していきなり宅建資格を持っていることを求める不動産会社はほとんどありません。
むしろ、いきなり転職したばかりの新人のあなたに宅建資格を要求してくる不動産会社だとしたら、正直「やばい会社」だと思った方がいいです。
なぜなら、宅建士は営業所ごとに一定数の人数がいなければ営業できないのが法律上の取り決めであり、新人のあなたにまで宅建資格の登録を求める会社というのは「すでに営業するための最低限の宅建士を揃えることができなくなっている」可能性があるからです。
初めて不動産業界の門を叩いた高卒のあなたにいきなり宅建資格を求める会社はすでに法律の要件ギリギリの状態で営業している可能性があり、それゆえにおすすめできないのです。
高卒であっても宅建士の資格なんか無くても不動産会社への転職は十分可能であり、必要以上に宅建の資格にこだわる理由など無いのです。
理由2
また、宅建の資格というものは不動産会社を営業していく上において絶対に一定数の従業員が持っている必要のあるものであることから、企業側もしっかりと資格取得のための配慮をしてくれることが珍しくありません。
宅建講座の受講料を一部支払ってくれたりすることが珍しいことではないのです。
ですから、不動産会社に転職するのならば、一から自分で宅建の資格を取得するよりも、むしろ会社に支援してもらうというのもありなのです。
確かに宅建資格を持っていれば月々1万円程度の資格手当が出るような会社もあるので、はじめから資格手当を得ることを考えるのならば、資格取得してから転職もありです。
しかし、それくらいならば3ヶ月も試験のための勉強をするより1ヶ月でも早く転職してしまった方がその分給料ももらえますし、仕事も覚えられますし、いいのでは?
(資格手当1ヶ月1万円だとして1年で12万円ですからね、1ヶ月不動産会社で働けば12万円以上は普通に稼げます。)
理由3(重要)
さらに、一番気をつけて欲しいのは、高卒のあなたが不動産会社に転職する限りにおいて、結局は…
「資格の有無」よりも「仕事ができるか?」が大切
だということもポイントです。
確かに高卒のあなたが不動産会社に転職するために宅建資格を取得すること自体は何ら問題ありません。
しかし、気をつけてほしいのは結局の所不動産会社で働く限りにおいて「資格」なんかよりも「仕事ができるか?」が一番重要だということです。
不動産会社と言うのは、他の業界と比べても実力主義的な要素が強い業界であり、それゆえに高卒であっても仕事ができれば物凄い勢いで出世もしますし、高収入を狙うことも十分に可能です。
そして、それは何も高卒や大卒という学歴にとどまらず、資格も同じであり、資格なんか無くとも仕事ができる人は出世しますし、高収入を狙えます。
一方、例え有名大学を出ようとも宅建の資格を持っていようとも仕事ができなければ、それなりの扱いしか受けません。
だからこそ、仕事ができることが何よりも大切なのです。
そして、仕事ができるようになるためには一日も早く不動産会社に転職し、実際に仕事をしてしまった方がいいのです。
若ければ仕事も丁寧に教えてくれますし、もしも失敗したとしても「仕方ねぇな、こいつ」くらいで済むので仕事を覚えやすいといえます。
しかし、年齢が上がれば上がるほど「若い」という特権的な地位がなくなり、仕事を教えて貰う機会も少なくなりますし、失敗も許されないようになります。
だからこそ、不動産会社への転職を真剣に考えるのならば、宅建資格の取得なんかよりも一日も早く転職してしまうことの方が重要なのです。
宅建資格なんてものは勉強すればあとからいつでも取れますが、「若い」という特権を活かして仕事を教えてもらったりする機会は時間が経過してしまってからではどうにもならないからです。
高卒であっても学歴に関係なく活躍できる場が不動産業界なので、本気で不動産業界に転職を考えたのならば、一日も早く転職活動して、転職してしまうことが大切です。
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