高卒が事務への転職に役立つ資格はMOS?簿記?医療事務?
高卒で事務への転職を目指す人の間で人気の資格ベスト3といえば…
MOS、簿記、医療事務
この3つです。
秘書検定や漢字検定や英検なども気になる人もいるようですが、高卒で事務職への転職を考える場合、MOS、簿記、医療事務の人気には敵わないことがほとんどです。
では、高卒であるあなたが事務職への転職を考えたとき、MOSと簿記と医療事務、一体どれが役に立つのでしょうか?
※このページはあくまでも「高卒であるあなたが事務への転職を成功させるために必要な情報を紹介しています。
初めの方で厳しい現実についてお話しますが、もしも本気で事務への転職をお考えならば、ぜひ目をそらさずに最後までご覧ください。
結論を言ってしまうと…
高卒で事務への転職を目指す時、人気の資格MOS、簿記、医療事務!!
MOSはマイクロソフトのオフィス系ソフトの操作技能を証明できる資格として人気であり、特にワードとエクセルに関する試験はパソコンを使うことも多いと考えられる事務職を目指す人の中で人気です。
簿記は企業の会計業務を行う時に必要な仕分けに関する知識・技能を証明する資格として人気であり、特に経理関係の事務への転職を考える人の間で人気です。
医療事務は医療事務の分野で使われる実践的な知識を身につけられる資格として人気であり、特に今後超高齢化社会が進行する日本で医療分野は伸びていく分野であろうと考えられることから人気の資格となります。
MOS、簿記、医療事務は概ねこのような資格ですが…
ならば、高卒のあなたが事務への転職を成功させたいと考えた時、一体どれを取るのがベストなのでしょうか?
いきなり結論を言ってしまうと「転職を第一に考えるのならば資格なんか必要ないし、資格を取った所で事務への転職が有利になることはない」ということになります。
何故転職成功に資格は必要とないと言い切れるのか?
では、何故これほどまでに人気のMOSや簿記、医療事務と言った資格が高卒のあなたが転職する際に一切必要ないのでしょうか?
それはMOSにしろ、簿記にしろ医療事務にしろ「全て民間資格」であり、「資格なんか無くても仕事ができる」からです。
確かに、それらの資格を取得していることによって「何も教えなくても仕事が十分に出来る」レベルにまでなっているのならばそれらの資格も役に立つかもしれません。
でも、多くの場合は「資格はありますが、仕事のやり方は一から教えてもらわなければわかりません…」というレベルに過ぎません。
だったら、別に資格なんかあろうとなかろうとたいした違いはないのです。
一から仕事を教えなければいけないのですからね。
資格の学校の宣伝なんかを見ると、いかにもMOS資格や簿記、医療事務の資格があるとないとでは転職成功に大きな影響を及ぼすような印象を受けますが、そんなことはありません。
高卒でMOSも簿記も医療事務も持っていなくても事務への転職に成功する人は山ほど居ますし、これらの資格を全部持っていても事務へ転職できない人も山の様にいます。
もしも、あなたが「趣味」としてMOSや簿記、医療事務の資格を取得したいのならば、一切止めません。
あくまでも趣味ですからね。
でも、それらの資格を取得する目的は高卒であるあなたが「事務へ転職するため」ですよね?
だとしたら、あなたがまずやるべきことは資格取得なんかではありません。
「あなたがどんな人間か?」
高卒のあなたが本気で事務への転職を望むのならば、知っておくべきことがあります。
それは、本当に採用に直結するのは「資格」なんかではなく、「あなたがどんな人間か?」であり、会社側がそれを評価してくれるのか?です。
もしもあなたが人事採用担当者ならば、事務職としてどっちの人を採用したいと思いますか?
・周りの人に気づかいすることが出来るが、MOSも簿記も医療事務の資格も持っていない高卒
・MOSも簿記も医療事務の資格もあるけれども、無愛想で誰が話しかけても無視をつらぬき通す大卒
あなたの同僚、あるいは後輩として働く人を選ぶとしたらどちらでしょうか?
あなたの答えはわかりませんが^^;、普通の感覚で行けば明らかに前者、つまりは「周りの人に気づかいすることが出来るがMOSも簿記も医療事務の資格も持っていない高卒」です。
なぜなら、資格はなくとも一緒に働いてくのに問題のない人間だからです。
MOSや簿記、医療事務の知識がどうしても必要ならば入社後に勉強してもらえばいいだけです。
しかし、一方で例えMOSや簿記、医療事務に関する知識が十分にあろうとも人間性がグダグダな人と一緒に働きたいと思う人はほとんどいません。
こうした「採用する側の視点」で考えれば、MOSや簿記、医療事務と言った資格が絶対的に重要でないことがわかるのではないでしょうか?
採用基準は“会社ごと”に違う!!
基本的に転職において本当に必要なのはMOSや簿記、医療事務のような資格ではなく「人間性」の部分であることについてはお分かりいただけたと思います。
しかし、そうは言っても「私周りの人に対する気づかいって得意な方じゃないし…」と悩んでいたりしませんか?
もし、そうならば心配はいりません。
それというのも、会社によって求める人物像は違いますし、採用基準は違うからです。
「事務」と一言で言った所で、会社ごとに仕事のやり方は違います。
完全に社内の人とだけやりとりすることが求められる所がある一方で、電話対応や接客対応が求められることもあります。
事務職の専門の部や課の中で一年中仕事することを求められる会社がある一方で、会社の他の部署と積極的に関わることが求められる事務職もあります。
少人数で幅広い業務を担当する会社がある一方で、大量の派遣社員やアルバイトと共に仕事をする事務職もあります。
いずれにしても、求める人物像が違いますし、それゆえに採用基準が違うのです。
正社員の事務職員は1人だけで社内の一角に引きこもってひたすら作業をすることが求められるような職場ならば、確かにMOSや簿記、医療事務のような資格があることが評価されます。
なぜなら、仕事を教えられる人もいないので自分で勉強してなんとかするだけの力がないと勤まりませんし、なによりひたすら作業をこなしていくことが大切だからです。特別人と関わることもないのでよほど問題となる変な性格していなければ問題ないのです。
しかし、逆に大量の派遣社員やアルバイトと一緒に仕事をし、なおかつ電話対応や接客対応も必要、会社内の他の部署とも積極的に関わることが必要な事務職となるとどうでしょうか?
こうした会社では採用する際に資格やスキルだけで人を判断することはありません。
なぜなら、事務職とはいえ多くの人と関わることから周りの人と上手くやれるか?の方が重要ですし、他の部署の人と連絡を取るためのコミュニケーション能力や派遣・アルバイトをまとめるリーダーシップの方が重要になるからです。
ここで紹介した例は極端な2つの例ですが、実際に事務職の求人を出している企業を調べれば、それぞれ求める人物像が違い、それゆえにアピールすべき内容も微妙に違うことがわかります。
だからこそ、あなた自身の性格をしっかりと見極めて、そんなあなたの人間性を必要としてくれる事務職の仕事を見つけることが何よりも大切なのです。
では、こうしたことを前提として、高卒のあなたが本気で事務職への転職を目指すのならばどう転職活動していけばいいのでしょうか?
まず、やるべきことは転職エージェントへ相談することです。
なぜなら、転職エージェントは企業側の採用担当者からどんな人材を事務職として採用したいのか?を聞き出しているからであり、それをもとに求人紹介してくれるのであなたの人間性をしっかりと評価してくれる職場を見つけるのに役立つからです。
あなたがMOSや簿記、医療事務の勉強をすることが好きならば別ですが^^;、高卒のあなたが事務職への転職を目指すのならば、まずすべきは「お勉強」ではなく、しっかりとあなたの人間性を必要としてくれる会社の求人を手に入れることです。
その際に、しっかりと一つ一つの企業の職場について把握している転職エージェントに相談することはきっとあなたの転職に役立ちます。
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