高卒で事務への転職には営業希望者の方が有利な理由とは?

高卒で事務への転職には営業希望者の方が有利な理由とは?

高卒で転職を考える人の中には「事務へ転職したい!!」と考えるものの、なかなか転職活動がうまくいかない人も少なくありません。

 

そして、それゆえに「高卒で事務への転職は難しいのだろうか…」と悩んでしまっている人もいます。

 

しかし、高卒だからと言って事務職への転職が大卒と比べて特別不利だということはありません。

 

大卒にも事務職へ転職したいと考えるもののなかなか転職に成功できない人は沢山存在します。

 

…と、こうしたことを言うと「やっぱり事務職は人気だし転職するのは難しいよね…( ´Д`)=3」と諦めてしまう人もいますが、そんな場合には少し知っておいてほしいことがあります。

 

それは「高卒でも営業職希望者の中には事務職への転職をすんなり決めてしまう人が意外と多い」ということです。

 

「はっ!?営業職希望者が事務職へ転職ってどういうこと(*_*;?」と思うかもしれませんね?

 

もちろん、営業職希望者ですから直接事務職を希望したわけではなく、営業職として転職活動を行ったものの面接などを行った際「事務職だったらうちで採用できるけど?」などという形で採用されるというケースです。

 

決してものすごく多いわけではありませんが、意外とこうした形で営業職希望者が事務職へ転職してしまうケースもあるのは事実です。

 

…とは言え、事務職への転職を希望するあなたに「だからとりあえず、営業職として転職活動しましょう!!」というわけではありません。あくまでも上記のようなケースは例外的なものですからね^^;

 

しかし一方で営業職希望者の方が本気で事務職への転職を目指した場合、事務職をはじめから希望している人を押しのけて転職してしまう事が少なくないのも事実です。

 

そして、そこには事務職への転職のポイントとも言えるものが存在します。

 

そこでここでは高卒で事務への転職を希望する場合に知っておくべき、営業希望者の方が事務への転職に有利な理由についてお話したいと思います。

 

高卒のあなたが本気で事務職への転職を考えているのならば、ぜひ意識しておくべき内容ですのでご覧下さい。

 

※事務職を目指すのならば営業職として転職活動するのも1つの方法!!
本気で事務職を目指すのならば「営業職」として転職活動するのも一つの手です。
何故かと言うと2つの理由があります。
1つは「事務職を直接転職で募集することはなく、営業職として採用した人の中から異動する形で事務職の人材を補充する企業も多いから」です。
事務は会社の重要書類を扱うためいきなり外部から人材を呼ぶことに抵抗を持つ企業も多く、そうした企業で事務として働く場合、まず営業職を経験することが絶対に必要となります。
また、もう1つは「営業職と事務職を兼務する職場の場合、“営業職”として求人が出ていることも多いから」です。
事務職の中には実務経験が要求される物も多いため、「営業職と事務職を兼務して実務経験を身に着ける」ことは事務職への転職の大きなチャンスとなりますが、その足がかりとなる求人は「営業職」として出されていることが珍しくありません。
「絶対に事務以外はやりたくない」場合は別として「将来的に事務として働きたい」場合には1つの有力な事務への転職戦略です。

 

結果を出そうという気持ちがある

 

高卒の事務職希望者を差し置いて高卒の営業職希望者が事務職への転職を決めてしまう背景には…

 

高卒の営業職希望者の中には「結果を出そうという気持ちがある」事が多いからです。

 

事務職希望者の中には「結果に関係なく給料がもらえる事務職の方がいい」と考える人が意外といますが、これがそもそも企業側に受け入れられない事が少なくありません。

 

それというのも、企業側にとっては事務職であっても「結果」を出してもらわなければ困るからです。

 

確かに事務職の場合「売上」という形で結果を出すことは不可能です。

 

しかし、一方で経費の削減なり、業務の効率化、時間短縮や作業工程の短縮など何かしらで「結果」を出してもらわなければいけないことがほとんどです。

 

そうした点で営業職希望者は純粋な事務職希望者と比べて「結果を出そう」という気持ちが強く、それゆえに「結果にかかわらず給料をもらいたい」という純粋な事務職希望者よりも好意的に見られる傾向にあります。

 

高卒のあなたが事務職への転職を望むのならば、まずは営業職希望者と同様に事務職であっても「結果」を出すことにこだわっていることをアピールするのは転職成功のための一つの大きな武器となります。

 

コミュニケーションの大切さを理解している

 

高卒の事務職への転職希望者を差し置いて、高卒の営業職希望者が事務への転職を成功させてしまう理由の一つとして…

 

営業職希望者の方が「コミュニケーションの大切さを理解している」事を上げる事ができます。

 

高卒の事務職希望者の中には「事務職はコミュニケーション能力が必要ない」と考えている人もいるようですが、実際には違います。

 

むしろ営業職以上に事務職の方がコミュニケーション能力が求められることは少なくありません。

 

それというのも、いろいろな部署と連携を取ることが必要になるからです。

 

書類一つ作るにしても「何故その書類が必要なのか?」「どんな目的を達成するためにその書類が必要なのか?」をしっかりと理解して作成しないとうまくいかない事が少なくありません。

 

純粋な事務職希望者の中にはワードやエクセルを駆使してきれいな書類を作ればいいと勘違いしている人も多くいますが、そうではありません。

 

図表などできれいに整えられた書類よりも、箇条書きで必要なことだけまとめられていることの方が役立つことも少なくないからです。

 

「箇条書きで必要なことだけまとめる」と言うと非常に簡単なように感じるかもしれませんが、実はその書類がどんな場面でどういう使われ方をするのか?を理解していないと難しかったりします。

 

「初めてスマホを使うので簡単な使い方が知りたい」という人にきれいな図表の入った数百ページの説明書を渡すよりも、2〜3ページで必要最低限の情報だけをまとめてあげた方が喜ばれるはずですよね?それと同じです。

 

しっかりとその書類を必要とする人とコミュニケーションを取った上で適切な書類を作ることができなければいけないのが事務です。

 

そして、それゆえに「相手が言わないことまでしっかりと察する」事が必要であり、非常に高度なコミュニケーション能力が必要とされることが珍しくありません。

 

高卒のあなたが事務への転職を希望するのならば、コミュニケーション能力は転職の際の強力な武器となります。

 

※事務ではコミュニケーション能力が必要な場面は多い
本文では事務職は書類作成の際にもコミュニケーション能力が必要だといいましたが、書類作成以外の場面でも事務関係の仕事ではコミュニケーション能力が必要となります。
経理なんかでは経費にならない領収書を用意して経費として落としてくれと怒鳴るような人もいますが、それを説得しなければいけませんし、人事なんかでは社員の間に立って、社員同士の喧嘩の仲裁のようなこともしなければならないこともあります。
総務では許認可関係の書類を作成するために各部署を駆けずり回って資料を集めなければいけない場合もあります。
事務は意外とコミュニケーション能力が必要とされる場面も多いので、転職の際にはこうしたことを意識しておくといいですよ。

 

行動が早く、チャンスをつかみやすい

 

高卒の営業職希望者の方が、事務職希望者よりも事務の仕事であっても転職が決まりやすいのは…

 

行動が早く、チャンスをつかみやすい事もその一つの原因です。

 

事務職への転職希望者の中には高卒、高卒以外を問わず「まずは資格を取らなくちゃ!!」と言う人が少なくありません。

 

そして、資格を取ったら資格を採ったで「3級じゃだめだっていうから、今度は2級を取ろう!!転職はそれから」と言う人も沢山います。

 

しかし、資格を取ったら採ったで「実務と資格とでは全くやることが違うみたいなんだけどどうすればいいんだろう…」と言う事で折角の転職のチャンスを潰してしまう高卒の人は少なくありません。

 

つまり、高卒の事務希望者の中には資格がきっかけとなり転職のための行動が遅くなり、チャンスを逃してしまう人が意外と多いのです。

 

一方、営業職希望者は資格など持たなくても転職活動を開始している事が少なくありません。

 

もちろん、一部宅建やFPあるいは、汎用性のある資格としてMOSに目をつけて資格取得を頑張る人もいますが、事務職と比べると資格と転職の関係が薄いと考えられるケースが多く、それゆえに資格にこだわらず、まずは転職活動に踏み切る人が営業職希望者の中には少なくありません。

 

だから、営業職希望者は転職のための行動が早い傾向にあります。

 

そして、転職のための行動が早いと言うのはチャンスをつかみやすいのが現実です。

 

それというのも、転職で最も重要なのは何と言っても“若さ”であり、少しでも若い方が転職活動には有利だからです。

 

同じ高卒でも20歳と23歳とでは一から仕事を教えるのならば20歳の方が仕事を覚えるのが早いし、周囲にも馴染みやすい、そしてより長く働いてくれると企業の人事は考える傾向が強くあります。

 

また、24歳と25歳、29歳と30歳とでは採用基準が明らかに違う企業も多く、やはり1歳でも若い方が圧倒的に転職活動が有利に進むことは珍しくありません。

 

つまり、同じ高卒であっても少しでも早く転職活動に踏み切った方が有利なのです。

 

特に事務職未経験で事務職への転職を考える時には年齢との勝負であり、若ければ若いほどチャンスは広がりますし、年齢が上がれば上がるほどチャンスは狭まります。

 

20代前半ならば完全未経験でも通用しますが、30代ともなると完全未経験で事務職への転職は難しくなります。

 

20代後半の場合、それなりに完全未経験の状態での事務職への転職は可能ですが、それであっても20代の時と比べると要求されるハードルが年々高くなっていくのが現実です。

 

だからこそ、もしも高卒のあなたが事務職への転職を本気で望むのならば、一日でも早く転職活動に踏切、チャンスを掴むための行動を取ることが大切です。

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