高卒でも不動産業界へ転職すれば高収入を狙うことが出来るか?

高卒でも不動産業界へ転職すれば高収入を狙うことが出来るか?

不動産業界への転職を考える場合、その動機が「年収」や「収入」であることは珍しいケースではありません。

 

ごく当たり前のことであり、当然、高卒で不動産業界への転職を考える人にもそれは当てはまります。

 

そこでここでは不動産業界への転職を考える高卒のあなたに向けて「高卒でも不動産業界へ転職すれば高収入を狙うことが出来るか?」というテーマでのお話をしたいと思います。

 

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると…

 

まず、理屈だけで高卒の人が不動産業界へ転職した際に高収入を狙うことが出来るかどうか?についても仕方ないので、データを元にお話したいと思います。

 

ちなみに利用するデータは厚生労働省の実施した賃金構造基本統計調査です。

 

(賃金構造基本統計調査については毎年行われているものなので、最新のデータを知りたい場合にはこちらのサイトでデータを確認していただけますようお願い申し上げます。)

 

ここでは「高卒」の人のデータだけを抜き出してお話を進めていきたいと思います。

 

男性(不動産取引業・高卒)
会社規模(従業員数) 毎月の給与 ボーナス 年収
平均 38万1千円 88万2千円 545万4千円
1000人以上 42万8千円 158万3千円 671万9千円
100〜999人 40万8千円 116万2千円 605万8千円
10人〜99人 35万円 48万円 468万円
女性(不動産取引業・高卒)
会社規模(従業員数) 毎月の給与 ボーナス 年収
平均 25万1千円 50万6千円 351万8千円
1000人以上 22万1千円 44万3千円 309万5千円
100〜999人 26万5千円 58万3千円 376万3千円
10人〜99人 25万4千円 48万8千円 353万6千円

 

いずれも厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2016)不動産取引業(高卒)」のデータより作成したものです。

 

※年齢別の結果ではないので男性の20代・30代の場合、女性の20代の場合にはこの平均値より下のことがほとんどです。男性の場合40歳前後、女性の場合30歳前後が平均値に近い値を示します。

 

賃金構造基本統計調査の結果が全てではない!!

 

厚生労働省の実施する賃金構造基本統計調査の調査結果はそれぞれの業界の平均収入などを確認する上では役立つ資料です。

 

しかし、気をつけて欲しいのは特に不動産業界の場合、賃金構造基本統計調査の調査結果は必ずしも当てにならないし、この結果が全てではないということです。

 

不動産業界の場合、営業成績次第で大きく給与もボーナスも違って来ることもあり、必ずしもこの結果は当てになりません。

 

何年か分の賃金構造基本統計調査を確認してみるとわかりますが、その調査対象となる年によって結果が大きく変わることは珍しくないからです。

 

上で紹介したデータと比べてより良い時もあれば、悪い時もあります。

 

ですから、あくまでも一つの目安にしか過ぎないので要注意です。

 

個人の営業成績によっても大きく結果が違ってくる!!

 

また、上で紹介した厚生労働省の賃金構造基本統計調査の結果と言うのは、あくまでも「平均」でしかありません。

 

一人一人の毎月の給料、ボーナス、そして年収を見た場合、当然、同じ高卒であっても全く違った結果になっています。

 

不動産業界というのは実力主義的な要素が非常に強く、高卒であっても非常に好成績を残す人も沢山います。

 

そして、好成績を残すことができれば、高卒の平均値を遥かに超えた給料やボーナス、年収を得ることが出来ます。

 

一方、同じ高卒でも結果が伴わない場合の給料、ボーナス、年収は上で紹介したデータより少なくなる傾向にあります。

 

ですから、あくまでも上で紹介した厚生労働省の賃金構造基本統計調査の結果は参考程度にとどめておくことが大切です。

 

本当に不動産業界で稼げる人は高卒でも独立してく!!

 

また、高卒で不動産業界に興味を持ち、不動産業界が高収入かどうかを気にするあなたならば、ぜひ知っておくべきことがあります。

 

それは、本当に不動産業界で稼げる人は高卒でも独立していく人が多いということです。

 

町中にある「不動産屋」「不動産会社」を少し注意して歩いてみて下さい。

 

「不動産屋」「不動産会社」は町中に沢山あることがわかると思います。

 

それもそのはずです。不動産屋、あるいは不動産会社として独立することはあまり難しくなく不動産業界で稼げる人の中には独立していく人が非常に多いからです。

 

許認可の申請を専門とする行政書士の中には「宅建免許の申請」を仕事とする人が多くいますが、不動産屋・不動産会社として独立する人が多いから業務として成り立っているのです。

 

これは不動産業界で独立する人が多い一つの証拠です。

 

不動産屋、不動産会社としての仕事内容はそれほど複雑なものでなく、2〜3年も頑張れば十分にそのコツを覚えてしまう人も少なくありません。

 

あとは宅建資格と多少の供託金があれば、すぐに独立できてしまうのが不動産業界の一つの特徴です。

 

食べ物屋や雑貨屋のように在庫を抱えることもないので、お金が余りかからないことはもちろんのこと、例え失敗しても借金をするような心配もありません。

 

それ故に、本当に不動産業界で仕事ができる人は高卒であってもどんどん独立している人が多いのが、この業界の一つの特徴です。

 

高卒で不動産業界に入れば高収入を得ることが出来るか?とは少し観点が違いますが、独立していく人も多い事は不動産業界では稼げる人も多い証拠の一つとなります。

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